2007年10月29日

中部電力「西渡発電所」プチ探索

 夏の間の更新をサボッている間に、既に10月末になってしまいました。


 前回の記事で、「民宿 植山食堂」さんの客室から「中部電力 西渡発電所」を見下ろすことができると書きましたが、今回はその西渡発電所をチョロリと探索した記録です。



西渡発電所
国道473号線から見下ろす西渡発電所



 佐久間町と言えば「佐久間ダム」と「佐久間発電所」が文句ナシに連想されます。浜松市中心部から国道152号線を北上すると、大井橋で国道152号線と国道473号線に分岐します。大井トンネル側に進めば秋葉街道とも言われる国道152号線を進み、水窪町へ至りますが、大井橋を渡れば国道473号線となって佐久間町中心部、そして、佐久間ダム方面へと進みます。


 その国道473号線に入って暫く進むと久根鉱山一歩手前に前回の記事の「民宿 植山食堂」さん、その手前に知られざるけど知る人ぞ知る「中部電力 西渡発電所」があります。


 目印は植山食堂さんでもありますが、道路右側の山の斜面に太い鉄管が天竜川目がけて延びています。これが、西渡発電所の目印。ズバリ、この下に西渡発電所があるわけです!



西渡発電所鉄管
国道473号線から見上げる太い鉄管



 中部電力のサイトによれば、西渡発電所は天竜川水系という分類ですが、取水は支流の水窪川になります。先ほどの国道の分岐点をそのまま国道152号線を進むと水窪川沿いに北上していくことになるのですが、右手に小さな西渡発電所ダムを見つけることができます。佐久間ダムのような堤高100m以上のものを見てしまうと「これってむしろ水門じゃない?」と言いたくなる地味なシロモノですが、出力4600kWの西渡発電所の発電機を回す水を確保する大事なダムなんですね。


 先ほどの国道473号線から見える太〜い鉄管はまさにそこから取水された水が落下する為の配管。西渡発電所の大動脈と言っていいでしょう。その配管の下には「あれ?これが発電所?」と言いたくなるような建造物があります。



西渡発電所
西渡発電所に近づいてみました



 この左側にある切妻屋根の白い建物が、まさしく発電機のある建物です。実際、発電機は、この地下にあるのでしょうが、佐久間発電所と比べてみると何ともオシャレじゃありませんか?取水源のダムは超地味ですが、この発電所で挽回しているようです。意外と目立たない発電所なんですが、マニアにはウケているようです。



西渡発電所
ちなみにこれが真横から見た例の建造物です



 ここまでは、国道から細〜いコンクリートの階段があるので、そこを下りることができるのですが、途中からはフェンスで入ることができません。なんで、こんなデザインなのか分かりませんが、外壁から屋根のデザインまで実に凝った作りになっています。


 是非、一度ごらんください。


〜PR Link〜

モダンの風に誘われて

親鸞会の真実

posted by sakuma-jin at 22:14| 静岡 ☁| Comment(21) | TrackBack(0) | 日記 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

2007年07月01日

旅の宿「民宿・植山食堂」へようこそ♪

 すっかり更新をサボッている間にすっかり7月になってしまいました。


 なんでも「真夏日」を通り越して「猛暑日」なんてのもあるようで、日本一の暑さを記録して全国ニュースで報道されることの多い佐久間町にとっては、まさに本領発揮のシーズン到来でしょう。


 当ブログでも、参考までにアクセス解析なるものをさせていただいているわけですが、検索キーワードに多いのが「日本一暑い」とか「静岡県 心霊」っていうのが多いですね。なんか2つ目のキーワードは不本意でもあるんですが……。まあ、このマイナスイメージを逆に利用して佐久間町も頑張ってもらいたいものです。


 そんな佐久間町ですが、夏と言ったらアウトドアなシーズンですが、海がありません。しかし、山があります。そして、川があります。


 そういうレジャーとしても佐久間町は何気にもってこいでありまして、暑さを満喫しながら夏なら清流を前にキャンプやら鮎釣りをするのも良いですね。そうなってくると、遠方からの観光客にとって大切なのが宿泊施設なワケですが、浜松市中心部から自動車でやってきて、まず最初に遭遇する宿泊施設が国道473号線沿いにある民宿・植山食堂ではないでしょうか?



植山食堂外観
これが植山食堂の外観です



 ご覧の通りの外観ですが、「植山食堂」と言っても、民宿もやっていますし、どうも植山建築という建築会社もやっている多角経営な企業のようです。サイトを見ても天然素材をふんだんに使ったグッと来る家を建ててくださるようなので、こだわりの家をゲットしたい方は是非依頼しようぜ!



植山食堂玄関
これが植山食堂の玄関。うなぎもやっているらしい



 では、さっそくのれんをくぐってみましょう。ごめんください〜♪



植山食堂内部
青い椅子がグッとくる食堂ですね



 一見、個人経営の昔なつかしい大衆食堂っぽい店内ですが、メニューがすごいのなんのって……。タダの大衆食堂では食べられないような超・レアメニューが揃ってるぜ!それが、これだ!



植山食堂メニュー
全て手書きの味のあるメニューの数々……



 メニューを見てみると清流の佐久間町らしく「鮎フライ」「鮎塩焼」といった鮎料理!恐らく、天竜川の鮎を使っているのでしょう。これで止まりません!本領発揮はこれからです!「猪肉丼」「猪焼肉」「猪なべ」といった猪料理!更に「鹿たたき」「鹿刺身」といった鹿料理



 どうです?グッと来ませんか?これら全てに定食メニューもあるので、一食分を軽くこなせますね。こんなメニューなら普通は敷居の高い豪華料亭のような所で食べるんでしょうが、気軽に入れるノスタルジックな大衆食堂な空気の中で食べられるので良いですね。ちなみにお値段は……1000円〜1500円くらい。プラス200円くらいで定食に変えられます。まあ、レアな割にはお手頃価格かと思います。



 肝心な民宿なんですが、食堂奥の階段から上っていきます。あくまで民宿なので、民宿らしい部屋ですが結構広いです。



植山食堂客室
こんな感じのお部屋です



 こちらの民宿は、鮎のシーズンなんかには鮎釣り客で埋まり易いらしいので早めの予約が必要っぽいです。ちなみに、この客室からの景色ですが……、



植山食堂からの景色
すぐ下に天竜川と中部天竜の西渡発電所が見える



 この辺の家の造りそのままに建っているので、V字谷の斜面に建っているのが植山食堂です。その為、窓を開ければ、ほぼ下には天竜川が流れています。そして、中部電力さんの西渡発電所も望むことができます。発電所マニアにも良い場所かもしれませんね。



 そんなワケで、今回は佐久間町の旅のお宿「民宿・植山食堂」さんを紹介しました。みんな、来てくれよな!



〜PR Link〜

佐久間町商工会

親鸞会について

posted by sakuma-jin at 08:21| 静岡 🌁| Comment(1) | TrackBack(0) | 日記 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

2007年06月15日

佐久間第2発電所プチ見学

 暫くご無沙汰しておりましたが、続けたいと思います。
 ちょっとだけ電源開発萌えな人には喜ばしい佐久間発電所ネタをやっておりますが、今回は佐久間第1発電所とは天竜川の対岸にある佐久間第2発電所にお邪魔したいと思います。第2発電所というと非常に近未来的なイメージがあると思いますが(えっ、ない!?)、存在自体は実に地味です。
佐久間第2発電所
 第1発電所のように大袈裟な機器類が表に出ていないからでしょうか?遠くから見て、水量調整用の水色のゲートと「電源開発株式会社 佐久間第二発電所」の看板があるから判断できるようなもので、うっかりすると浄水場か下水処理場と思われてもおかしくない風貌でございます。ほとんどが地下に収まってしまっているので、外から見ても何も面白くありません。ハッキリ言って地味です。
佐久間第2発電所
 ……というような感じで、第1発電所で発電に使った水が天竜川の地下を通って流れてきます。ハッキリ言って流れを感じさせない穏やかさです。第1発電所が「動の発電所」ならば、第2発電所は「静の発電所」でしょうか。それでも結構な発電量を誇っているらしいのでオドロキです。
 それで、水を落下させる高低さがあまり得られないためか、発電に使った水を放流する場所は山を幾つか隔てた場所にあります。ちょうど、佐久間町の戸口山の辺りですね。そこに、排水用のトンネルの出口があります。
排水口
 この周囲は水流が速いのか上流150mと下流250mが禁漁区になっております。基本的に、佐久間ダムの放流がない限り、この周囲は水の流れを感じさせないのですが、ここだけは常時、水が流れているので「ああ、発電しているんだな」と感じさせる場所であります。
 ちなみに川の水の色が違っています。
排水口
 周囲がエメラルドグリーンの透明感あふれる川の色なのに対して、放流されている水の部分は黄緑色という感じですね。
 そんなわけで、発電所の中にまで入ることが出来なかった分、あまり実のある内容でもありませんが、今回はこれまでにいたします。
posted by sakuma-jin at 21:37| 静岡 ☁| Comment(0) | TrackBack(0) | 日記 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

2007年05月30日

佐久間第1発電所プチ見学(その2)

 前回に続いて電気の町・佐久間町のシンボル「佐久間ダム」に貯められた水で発電する佐久間発電所を紹介しています。開閉所を更に奥に進むといよいよ発電機のある場所に到達します。
佐久間発電所
ちょっと芸術感のある発電所のプレート
 第1発電所は、発電機が4基あって、それだけで35万kwも発電するらしい。火力発電に換算すると相当数の二酸化炭素排出を抑えるらしいので環境に優しいらしいが、佐久間ダムそのものの建設で環境に悪い……という説もある。まあ、佐久間町が今では日本最高気温を記録するようになったけど、これは佐久間ダムによって天竜川の水量が減り、霧などが発生しなくなったためであろうとも推測される。流れもあまりないので、熱の循環もないのでこんなに暑くなったのではないかという説もあるらしい。
 ……で、この発電機がある上にはこういった変圧器が設置されています。一番手前の変圧器には「4号変圧器」というプレートがあります。発電機1つにつき、変圧器1つなのかな?

変圧器
大型の変圧器がズラリと並ぶ
 山の上の佐久間ダムから取水された水は山の落差を利用して水車を回して、その動力で発電機を回します。水車を回し終わった水はここから見ることができます。
放水路
変圧器の遥か下から発電を終えた水がわさわさ流れてくる
 このエリアを「放水路」と呼ぶらしい。これがまた隣の天竜川と比較して水量が多いので怖いくらいの迫力があります。ちなみに脇に立っている案内板には、
放水路説明
傍らには内容的にはちょっと古い放水路の案内が
 ……と書いてあります。打ち直すと……、


 放水路
佐久間ダムから2本のトンネルで発電所内の水車へ送られた水が水車をまわしたあと この放水路を流れ出て天竜川本流にかえされます。発電所が最大出力で運転している時、ここに流れる水の量は毎秒306トン(ダンプカーで毎秒50台分)です。

 ……だそうです。1秒間にダンプ50台分の水ってすごいぜ!
 あ、でも実際はこの放水路を通った水は天竜川本流にはかえらず、もう一度発電に再利用されます。所謂、水のリサイクル!天竜川対岸の佐久間第2発電所に地下トンネルを通って流れて行き、そこでもう一仕事するんですね。
 ……で、その大量の水が流れる放水路を真上から見ると……、
放水路
豊富な水量に足がすくむ……
 こんな感じ。落ちたらスゴイことになりそうです。更に、これを以前に紹介したJR飯田線の天竜川橋りょうの歩道から見ると、
放水路
天竜川橋りょうからもゴーという音が聞こえるのです
 ……という感じです。これまた迫力ですよ!
 まあ、水力発電によって二酸化炭素排出量が減ることを思えば、火力発電よりはエコなんでしょうね。別に水質汚染するわけでもないし、更に再利用しているくらいですから……。佐久間発電所は発電所を2つ抱えておりますが、1つ下流にある秋葉ダムに至っては3つまで発電所があるくらいです。さすが電源開発と感心してしまいました。
 では、次回は対岸の佐久間第2発電所を見たいと思います。
 ではでは。
〜PR Link〜
水力発電所ギャラリー
posted by sakuma-jin at 23:21| 静岡 ☁| Comment(0) | TrackBack(0) | 日記 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

2007年05月28日

佐久間第1発電所プチ見学(その1)

 佐久間ダムを見学しましたが、佐久間ダム湖の水は用水として使われるほか、水力発電として使われます……っていうか、電源開発がやっている時点でこっちがメインですね。佐久間音頭で言われているように「さっさ35万キロ〜♪」です。

 その佐久間発電所ですが、実は第1発電所と第2発電所の2つがありまして、JR佐久間駅とJR中部天竜駅の中間の「天竜川橋りょう」を挟んで配置されています。では、まずは佐久間第1発電所から見てみましょう。

 お邪魔したのは、静岡に帰省した正月2日ですので、人はあまりいません……っていうか、デフォルトで佐久間町には人がいないんですけどね……。それでもなんだかんだと、この辺に来ると高圧電線とか発電施設が増えて「電気の町」という空気が漂っています。

 ……で、正月に訪れたんですが、正面ゲートはオープンしていました。まあ、発電自体は年中無休24時間運転だから無理もないですナ……。

佐久間第1発電所正門
正月でもオープンな佐久間第1発電所の正門

 ……で、この正門の両側には表札があるんですが、左側には……、 

佐久間発電所表札
銅版のようなものに彫られた佐久間発電所の表札

 ……と「佐久間発電所」の表示が、右には、 

佐久間電力所表札
御影石(?)に彫られた佐久間電力所の表札

 ……と「J POWER 電源開発株式会社 佐久間電力所」となっております。発電所と電力所って違うんですかね……?まあ、佐久間町って中部電力エリアなんだけど、電源開発っていう方が馴染みはありますね。

 あっさり、正門を突破してウロウロしていると正面に見えるのがコレ。 

佐久間第1発電所「開閉所」
正門をくぐるといきなりこの景色だ

 おおっ!発電所マニアにはたまらないかもしれない(?)いかにも発電施設っぽい機器たちが金網越しに見えます。発電機と言えば自転車のダイナモ程度の知識しかない一般ピープルにとっては、あまりのデカさに圧倒されるでしょう。常時、「ブ〜ン……」と低周波音が聞こえております。

 ここの金網の前には「佐久間発電所構内案内図」と称して、佐久間第1発電所の敷地内の配置図が書かれておりました。これによると、さっきの施設は「開閉所」と言うらしいですね。ちょっと調べてみると、

“「開閉所」とは、構内に施設した開閉器その他の装置により電路を開閉する所であって、発電所、変電所及び需要場所以外のものをいう。”

 ……なんだそうで。電路を開閉するだけで、これだけの大袈裟な施設が必要とは、35万キロは違うぜ! 

佐久間第1発電所案内図
誰を対象に作られたのか、一目瞭然な構内案内図

 ちなみにこの構内には「佐久間発電所」をはじめとして、「開発電子技術株式会社」とか「株式会社 JPハイテック」といったものが共存しております。勿論、われらが「電源開発株式会社」もあります。それにしても、発電所のエリアよりも開閉所が数倍広いのはスゴイです。 

佐久間第1発電所「開閉所」
大袈裟な機器がズラリと並ぶ開閉所

 ……で、これがちょっと高いところから見た開閉所です。電磁波すごそうですね。

 というワケで、次回は発電所に突入してみましょう。大量の水に圧倒されますよ!

〜PR Link〜
浄土真宗を憂う 西本願寺の姿

posted by sakuma-jin at 00:42| 静岡 ☔| Comment(0) | TrackBack(0) | 日記 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

2007年05月26日

佐久間ダム湖ウヲッチ♪

 さて、前回は佐久間町のナンバーワン名所である、ちょっと知られた心霊スポットでもあり、自殺の名所でもあり、かつては東洋一の規模を誇ったというワールドワイドな佐久間ダムの紹介をさせていただきました。皆さん、すっかり激萌えていただけたと思います。では、今回はその佐久間ダムによって天竜川がせき止められてできた人造湖「佐久間ダム湖」について述べたいと思います。

 佐久間ダム湖は前述のように人造湖ですので、もともとは天竜川です。川底には水没した村々もありまして、なかなかに感慨深いものがあります。地図上ではこの佐久間ダム湖の中心に静岡県と愛知県の県境があったりします。

 普通の川なんかは上流はV字谷の底に川が流れていて流れは速く、川幅は狭い。反面、下流になると、地形もなだらかになり、流れはゆったりとして川幅は広いというものです。ところが、佐久間ダムより上流の長野県飯田市なんかを流れている天竜川は下流並に川幅が広く、のどかです。何か知りませんが、この辺だけ渓谷になっちゃっています。まあ、せき止められているので流れはゆるやかどころか、完全停止していますけどね。まあ、なかなかに美しい光景を見ることができると思います。

佐久間ダム湖
これが佐久間ダム湖。左右の山との景色が美しい!

 その佐久間ダム湖の静岡県側には佐久間ダム湖に貯められた水を取り込む取水口が2つあります。この取水口のデザインもダムマニアの間ではたまらないものらしいです。ここから一気に佐久間第一発電所まで水を落下させます。これで発電されるんですね。 

佐久間ダム取水口
何とも言えないデザインの取水口

 中部方面から佐久間ダムに向かい、愛知県に向かう県道1号線もありますが、左折しないで直進すると県道288号線。佐久間ダム付近から水窪町の大嵐までを結ぶ佐久間ダム湖畔沿いに走る県道なんですが、殆ど全線が通行止めという有様です。その為、「県道」ではなくって「険道(けんどう)」と称されて険道マニアには有名なスポットとなっております。その県道288号線を上流側に向かって走っていくと、佐久間ダムの駐車場に出ることができます。ここは佐久間ダムまつりなんかが行われたりして、ちょっと前までは売店なんかもありました。五平餅が美味かった記憶があります。そこから見る佐久間ダムの後姿もなかなかにステキです。 

佐久間ダム湖
後姿の佐久間ダムもなかなかに優雅です

 また、この駐車場からダム湖まで下りる事ができる階段もあります。……と言っても下りる所には柵がしてあって下りれないのですが、僕が行った時にはどっかの観光客が乗り越えてギリギリまで行っておりました。階段が水中に延びているのは中々にスリリング! 

佐久間ダム湖面に迫る
この佐久間ダム湖の中に延びる階段は一体……?

 そんなワケで、佐久間ダム湖にも皆さん、激萌えていただけたと思います(?)。それにしても、このダム湖の中に延びる階段は実にナゾですね。イマイチ、使用用途が掴めません。

 ではでは。

〜PR Link〜
酷道・険道ファン倶楽部
険道走行記

posted by sakuma-jin at 00:13| 静岡 ☔| Comment(4) | TrackBack(0) | 日記 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

2007年05月24日

佐久間ダムの迫力に激萌え〜♪

 暫くご無沙汰しておりましたが、生きております。

 佐久間町のブログをやっておりますが、佐久間町といえば鉄道以前にもっと先にやるべきことがありました。そう、佐久間町と言えば、みんなも大好き佐久間ダムだよね!

 よ〜っく考えてみれば、佐久間町民なら誰でも踊れる(?)「佐久間音頭」には、「さっさ三十五万キロ〜♪」と、あまりの発電量にビックリして、どもりながら謡う佐久間ダムネタはあれど、飯田線ネタはありませんからね。これを後回しにしていたとはうっかりしていたぜ!……ということで、急遽、佐久間ダムネタで行ってみたいと思います。

 佐久間ダムと言えば、かの電源開発(J POWER)が、おっ建てた重力式のダム。ここから下流に秋葉ダム、船明ダムと高低差はあれど、電源開発共通しての巨大ゲートを備える重力式ダムが並んでいる。特にこの佐久間ダムは、かつて約150mの高さで東洋一と言われたダムだ。他にも色々と特色のあるダムだが(建設スピードが速かったとか、建設での初めてのヘルメット着用義務とか、自殺者が多いとか……)一通り見てみよう。

 まずはお決まりのほぼ全景です。 

佐久間ダム全景
これはよく見る佐久間ダムのショットじゃないでしょうか?

 イヤ、素晴らしい。まさしくV字谷に造られたダムですな。このスリムな堤体に誰もが惚れ惚れとするでしょう……。

佐久間ダムのゲート
このそびえるゲートにダムマニアは惚れ惚れするのです!

  これが電源開発名物の巨大なゲート。佐久間ダムには5門あります。ちなみに佐久間ダムがある位置は、静岡県と愛知県の県境を天竜川が流れている部分に建設されており、この写真で言ったら手前が静岡県、向こうが愛知県です。かつては異国に行くような気分で渡ったものです。もっと言うならば、板門店の「帰らざる橋」を渡って北朝鮮に行くような気分だ。

愛知県側から静岡県を見る
向かいの山の上にある建物が佐久間電力館

 ……でこのダムの天端を走る道路の愛知県側はいきなりトンネルだが、静岡県側はゴツゴツした岩山ながら、「佐久間電力館」なんていうステキな建物がある。

佐久間ダムのゲートを見下ろす
あまりの高さに足の力が抜けてしまうようだ

 ちなみにこれが天端の道路からゲート越しに下流側を見たところ。あまりの高さに足がすくみます。この縞模様が美しいんです。 

佐久間ダムの副ダム
下に見える細長いのが副ダム

  さらに、佐久間ダム本体のちょっと下流には減勢工の先に「副ダム」という地味〜なダムが存在している。それにしても川幅が狭い!この天竜川の上流には長野県の飯田市なんてのがあるけど、そこで見た天竜川は超下流で見るような川幅が広く、深さも浅いモノだったが、ここは超上流みたいな川になっている。上流だからV字谷で川幅が狭いということは一概には言えないようだ。

 そんなワケで、次回は佐久間ダムによって作られた佐久間ダム湖にスポットを当ててレポートしたいと思います。

〜PR Link〜
ダムサイト
親鸞会Watch!

posted by sakuma-jin at 23:45| 静岡 ☁| Comment(1) | TrackBack(1) | 日記 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

2007年05月18日

B型鉄橋のナゾ

毎度、どうもお世話になっております。

JR中部天竜駅を出ると、暫く行った所に赤い鉄橋があります。小学生の頃は「大きな鉄橋だな〜」と思ったものでしたが、今になってみると対向車とスレ違うのもやっとやっとの狭い橋です……っていうかスレ違えるのか?どうも、両岸の信号による交互通行になっているようであります。

B型鉄橋
ホントに狭い橋ですね

ちなみにこの鉄橋は通称「B型鉄橋」と呼ばれておりまして、横から見るとアルファベットのBを倒した形になっているのでそのように呼ばれているようです。

B型鉄橋
ホラね。B型をしている!

更に、このB型鉄橋のナゾとしましては、以前は鉄道用の鉄橋として使われていたということです。その証拠としましては、アスファルトに着眼してみますと……、

線路跡
アスファルトに浮き出た2本筋が元鉄道の証拠!

……というように、線路の跡が残っています。単線ですね。

なんでも、かつては東洋一と言われた重力式ダム「佐久間ダム」の建設資材を運ぶために飯田線の中部天竜駅から天竜川の対岸に引込み線を引いたというのがルーツだそうです。

いやはや、こういう昔話を聞くとこの橋も趣深いですな……。

ではでは。

【PR Link】
遠州で見つけた!

posted by sakuma-jin at 00:05| 静岡 ☀| Comment(2) | TrackBack(1) | 日記 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

2007年05月17日

恐怖・新幹線の生首!?「佐久間レールパーク」

 毎度、お世話になっております。
 前回は、JR飯田線の佐久間町の玄関口である町内唯一の有人駅「JR中部天竜駅」を紹介しました。
 実はこの中部天竜駅には併設して鉄道マニアにウケている「佐久間レールパーク」があります。未だになんでこんなところにレールパークがあるのかわかりませんが、とにかくあるんです。
 ……で、レポートしたいところなんですが、訪れたのが正月だったので完全に閉館しておりました。外部から覗くだけにしたいと思います。 

佐久間レールパーク
これが佐久間レールパークの展示室。ハッキリ言って地味

  ご覧のように、レールパークの展示室は実に地味。どう見ても子供ウケしそうにありませんが、人間でもそうですが、肝心なのは中身です。展示室の中にはジオラマとかあったりして結構楽しめるようです。

 残念ながら、僕は鉄道マニアじゃないのでそこまで見ていないので、知りたい人は個人的に見に行ってください。

佐久間レールパーク
こんな感じで素人が見ても古そうな車両が展示されています

 こんな昔なつかしっぽい車両が展示されています。どうも、実際に使われていたものらしく、金網越しにこれくらいは見れますので写真撮影も可能です。お金のない人は、外からどうぞ……。 

新幹線アップ
最も違和感があるのが、山の中のこの新幹線の車両……

 それにしても、この山奥にリアル新幹線……。ぐっときますね。
 でも、この新幹線、何か変です。それが次の写真……。 

新幹線の生首
何が違和感って、この短さですね……。それにしても、これじゃ生首だ

 ……というワケで、見る人が見たらかなりレアな車両もあるそうですので、是非お越しくださいね。
 それでは〜。

【PR Link】
佐久間レールパーク
親鸞会 特集記事

posted by sakuma-jin at 07:00| 静岡 ☁| Comment(3) | TrackBack(1) | 日記 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

2007年05月15日

佐久間町唯一の有人駅「中部天竜駅」

毎度お世話になっております。
JR佐久間駅を発車し、恐怖の「天竜川橋りょう」を1つ渡れば、もうJR中部天竜駅です。
ここは佐久間町の全9駅の中でも唯一の有人駅。僕が小さい頃はJR浦川駅にも人がいたんですが……。
まあ、みどりの窓口もあったりして人の気配はします。
オレンジ系で統一されているのが、いかにも「JR東海」ってカンジですね。

190515-1.jpg
これが中部天竜駅外観です。なかなかこじんまりとしています

それで、駅舎の中の待合室に入ってみると。

190515-2.jpg
この椅子が実に趣があるような……

なんか知りませんが、車両で使われていたと思われる座席が椅子として置かれています。これは「演出」なのか、はたまた「ただ単にリサイクル」なのか不明です。あと、有人駅だろうが何だろうが時刻表は実に閑散としております。かろうじて特急「伊那路」なんかが停車しちゃったりするらしいですが、一応、飯田線の中では大き目の駅ということでよろしくお願いいたします。
ちなみに隣には佐久間レールパークがございます。
これがお目当てで中部天竜で降りる人もあるとか……。次回は、無人の佐久間レールパークを覗いてみましょう。

【PR Link】
中部天竜駅
飯田線各駅停車【中部天竜駅】

posted by sakuma-jin at 23:34| 静岡 ☁| Comment(4) | TrackBack(1) | 日記 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする